【影響力の武器:なぜ、人は動かされるのか】知らずに影響されている!?他人が及ぼす影響力とは
今回は他者がもたらす影響力について紹介していきます。
他人がもたらす影響力はあなたが思っているより意外と大きいんですよ!
人間生きていく上で、他人が自分に思っていることや自分が他人に迷惑をかけていないかと他者を必ず気にしないといけいない場面があります。
そんな時に思いもよらない形であなた自身が他者のもたらす影響力を無意識の内に受けていることもあるでしょう。
この他者がもたらす影響力について学ぶと子育てに活かすことができたり、自分が他人に意見を流されないようになります。
それでは他者のもたらす力について見ていきましょう。
他者がもたらす力
他者がもたらす力はみなさん必ず1回以上は受けたことがあります。
他者がもたらす力とは、人は正しいか判断するときに他人が何を正しいと考えているかに基づいて物事を判断することです。
例えば、10人中9人が挨拶しているのに1人だけ挨拶しない人がいると「あの人挨拶しなかった、ダメじゃないか」と思います。
逆に9人が挨拶をしないで1だけ挨拶するとこの挨拶した人が「あれ?間違ったことしちゃったかな?」と自分のしたことに不安になったり、間違えちゃったと思ったりする人もいるでしょう。
あくまで例えなので挨拶はしてくださいね(笑)
違う状況で考えると、学校で先生が数学の問題プリントを配るときに「手元にプリントが来たら始めていいですよ。」と言い、あなたはしっかり先生の言ったことを聞いていたので問題を解き始めようとします。
しかし、周りを見たら誰も問題プリントに取り掛からずに待っているのを見たら「あれ?待たないといけない?」と思いますよね。
周りの他者が正しいと判断することを自分も正しいのだと判断すること、これこそが他者がもたらす力です。
実はこの手法がよく使われているものが身近にあります。
それはテレビです。
テレビでは録音の笑い声を面白くないシーンでも流すことで、見ている人に面白いと思わせる手法を使っています。
録音の笑い声が番組を面白くしたり、放送時間を多くできたり、ネタが面白いと評価をつける役割を果たします。
他にも収録の時に笑い声の大きなスタッフや他の人も笑いに誘う笑い声を持ったスタッフをスタンバイさせておき、番組を盛り上げたりしています。
テレビを見る時にどのような工夫が番組にされているかを考えながら見るのも面白いですね。
子育てにも活かせる他者の力
他者の力は、相手と自分に似た特徴があるとより強い影響を受けます。
ここで1つ例を見ていきましょう。
あるお母さんは、自分の子ども(幼稚園児)が引きこもりの性格で周りの友達と上手く仲良くなれるか心配をしていました。
そこで幼稚園の先生がその引きこもりの幼稚園児に映画を見せました。
その映画の内容は1人の園児が1人のとこからグループに混ざって遊ぶといった内容の映画です。
引きこもりの幼稚園児は、この映画を見た後からグループに交わりみんなと一緒に遊ぶようになりました。
さらにはグループのリーダー的存在になり、見事周りの友達と仲良くなりました。
この幼稚園児は映画を見たことで、自分と似た特徴を持つ人が周りと仲良く遊んでいる映像を自分に置き換え、それが自信に繋がりました。
もし映画を見なかったら周りの園児と友達になれなかった可能性もあるし、友達になれたとしてももっと時間がかかったかもしれませんね。
そこを先生が映像を用いて他者のもたらす力で上手くサポートしてくれました。
ちなみにですが他者のもたらす力は人数が多いと強く働きます。
道端で空を見上げる人が1人いるのに対して5人が空を見上げているのを見ると、
1人のときよりもあなたが空を見上げる可能性が高くなるように。
集団で行うことでその行動に対する判断が変化します。
他者のもたらす力が意外と身近なところに使われているのがわかりましたね。
日常生活に意識を向けると「こんなとこにも使われてる!」や「今使い時じゃない?」と思うタイミングが見つかるでしょう。
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