自然は心のビタミンC!自然が持つ最強の効果とは?【Chatter:イーサン・クロス】
みなさんは最近自然に触れていますか?
現在は以前に比べて自然に触れる回数が減ってきています。
休みの日は家でスマホやネットフリック、あるいはショッピングといったように普段の過ごし方を振り返るだけでも自然にあまり触れていないことを発見するのではないでしょうか。
子どもたちはスマホやswitchで遊ぶことが増え、外で遊ぶ機会は以前より減少しています。
2050年には世界の人口68%が都市に住むと予測されています。
自然離れが進んでいますが、自然は私たちにとってもプラスの力を持っています。
特に自然は人間の心に良い影響を及ぼします。
今回は本を参考に得た自然に関する知識と自分自身の実体験を踏まえて、
自然の持つ力について紹介していきます。
自然の持つ力
自然の持つ力をリストにして一気に紹介すると、
・不安感が下がり、幸福感が上がる。
・ポジティブに活動するようになる。
・注意力を回復する。
理由として、最近の私たちには肉体的疲労よりも精神的疲労が増えてきています。
そして肉体的疲労を感じる時多くの人は食事から栄養取ったり、早く寝たり、マッサージをしたりと疲労を減らそうとアクションを起こしますが、精神的疲労の場合は何もアクションを起こさない人の方が多いです。
そこで自然に触れるというアクションをおすすめします。
樹木と芝生が心のビタミンとして作用し、直面するストレス要因への対応力を増やしてくれます。
ストレスへの対応力が高まることは精神的疲労に効果的です。
それだけでなく、緑地の多いところに住む人はそうでない人と比べて不安感が低く、幸福度が高いということが報告されています。
さらに行動がより前向きで、より落ち着て考え、問題に果敢に立ち向かう姿勢が見られたそうです。(ポジティブに活動)
自然が近くにあるだけで難しい決断を先送りにする傾向が少なくなり、直面する障害に悩まされる度合いも低くなります。
これは先送りをするケースと比較したとき、あとでやらないといけないというプレッシャーから解放されることでストレス軽減される効果もありますね。
そして僕自身も最も効果を感じたのが注意力の回復です。
参考にした本では実験を用いて注意力の回復を裏付けていました。
その実験の内容は、
2.その後に参加者の半数が植物園を1時間弱散歩し、残り半数の参加者は都会の混雑した中心部の通りを歩いた。
3.研究室に戻った後、もう1度注意力テストを受けた。
4.1週間後に参加者たちの条件を交換して実験を行った。
この実験の結果から街中を歩くより、自然の中を歩いた後の方が目覚ましく成績が向上しているのがわかりました。
最初のテストで数列を暗記して逆から復唱するために使った注意力が、自然の中を散歩することで回復されました。
自然に直接触れなくても効果を得られる!
自然に触れるのは良いことだとわかったけど、先ほどの実験のように「1時間弱も植物園や公園を歩くのはちょっと…」と思われる方には最高の情報です。
自然に直接触れなくても間接的に触れるだけで効果があります!
雨音やコオロギの鳴き声といった自然の音を聞くことで、注意力を要する課題の成績が向上したと2019年に実験で報告されています。
他にはスピーチ課題を課された人たちが木が映った緑の映像を見るのですが、
緑の多い映像を見たグループと緑の少ない映像を見たグループでは、緑の多い映像を見たグループの方がスピーチからのストレス回復をする力が増しました。
また本で紹介さていた実験以外だけでなく、実際に自然音を聞くだけで効果があるのかを調べてみました。
YouTubeで自然音のBGMを流しながら本を読むのと、ただ本だけを読む2つの方法で読んだページ数や本の内容をどれだけ覚えているかを複数回試しました。

本を読むのを止めるタイミングは自分が「疲れたなぁ」と思ったときに読むのを止めてページ数をチェックしました。
すると自然音のBGMを流しながら本を読んだ方が平均して80ページほど多く読むことができました。
BGMありとなしで本を読むのを複数回試した中で、
1番ページ数の差が少ない時でも、BGMありの方が50ページ多いという結果でした。
覚えた内容に関しても、(何も見ないで携帯のメモに本の内容を書き出しました)
自然音のBGMありの方が平均60%情報量(文字量)が多かったです。
自然のBGMありの方は読んだページが多いこともありますが、明らかに書き出した情報の量と情報の整理がされていました。
僕の実体験からわかったことですが、自然音を流しながら作業をしても自然の効果は得られます!
本で紹介された実験では自然に触れる機会を作業と別の時間で設けられていました。
本を長く読むのが苦手だったり、勉強を少しでも長く続けられるようになりたいときに自然音を流すと効果があります。
通勤の時に公園の中を歩いたり、家にいるときは自然音を流したりして自然の持つ力を是非利用してみましょ!!
この知識を生活で実践
最後にどのように実践していくかについて紹介していきます。
僕が実践して、効果があった方法としては
・暇な時間はBGMで自然の音と流す。
・散歩コースに公園や自然と触れられる場所を加える。
・朝の目覚ましの音を自然の音(自分の場合は鳥の鳴き声)

自然を感じることから自分には時間があるんだなと考えることができます。
そこから余裕が生まれて、自身の感性に目を向けられるようになります。
自然を1番上手く活用できたのが、目覚ましです。
スマホや目覚まし時計のアラームを使って、起きている人は多いのでないでしょうか?
実はこの起床方法はストレスホルモンを刺激するのでよくありません。
強い音や予期せぬアラームで起床すると、ストレスホルモンを急激に分泌させてしまい、体に負担をかけてしまいます。
アラームでの起床は自然に起きる目覚めとは対になる起き方なので、自然に起きるよりも脳へ負担がかかってしまいます。

理想の起床方法としては体内時計で自然に起きるか、自然光により目覚めるかです。
しかし、アラームを設定しないと仕事や学校に遅れてしまうというのが現実。
長期的に取り組めば、理想の起床方法を身に着けることができますが、社会人には仕事があるためなかなか難しいですよね。
そこで自然音で目覚ましを設定するという方法を僕は実践しました。
朝の自然音として、鳥のさえずりをアラーム音で設定して、なるべく枕元から離れた机の上にスマホを置きました。
遠くから鳥の鳴き声が聞こえるのでより自然に近い形でもある上に、布団から1度出て目覚ましを止める必要があるためスムーズに起きれます。
カーテンの近くにスマホを置いて目覚ましをセットしておけば、自然の音(ここでは鳥の鳴き声)を聞きながら、
カーテンを開けることで日光を浴びることができるのでより良い目覚めに繋がります。
窓から自然を見ることもできるかもしれませんね。
他にもスマホ・パソコンの背景を自然の画像にしてみる、机の上に花や自然の写真を置いてみるといったように簡単に取り組めることがたくさんあります。
より充実した生活を過ごせるきっかけとして、自然を取り入れてみましょう。
参考文献
イーサン・クロス,Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法,東洋経済新報社,2020/11/18,p336
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