【書評】理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書(井崎英典)、コーヒーの世界が広がる1冊!
趣味としてコーヒーを詳しく知りたい方やコーヒー好きな方にとって最高の1冊。
イラストとともにコーヒーの知識が紹介されており、非常にわかりやすく学ぶことができます。
コーヒーを軽く始めたい方に向けてだけでなく、コーヒーを極める方法も書籍の最後に登場するのでバリスタのようなプロレベルのコーヒーを作りたい方にも満足感のある書籍です。
コーヒーを楽しむだけでなく、楽しみながら勉強できるというまさに「コーヒーを楽しむ教科書」です!
コーヒーを楽しむ教科書を読んだ感想&内容紹介
書籍の内容を簡潔に紹介すると、
1.コーヒーの基本について(コーヒーの種類、味、器具紹介など)
2.コーヒーを楽しむ実践方法の紹介(コーヒーの淹れ方、自分の好みに合ったオーダーをお店でするにはといった生活で活かせる内容)
3.コーヒーを極めるには(プロレベルの味に近づけるよりコアなコーヒーの知識・抽出法を紹介)
といった内容になっています。
初級者向けから上級者向けと内容が充実しているので、自分のペースで趣味を楽しみながら極めることができますね!
この記事では、バリスタチャンピオンの井崎英典さんが書籍で教えてくれるコーヒーの淹れ方を紹介します。(ハンドドリップです)
家庭で世界チャンピオンの味を楽しむことができますよ!
実際に書籍で紹介されているコーヒーの淹れ方をしたことでいつもより美味しいコーヒーを家で楽しむことができました。
それではコーヒーの淹れ方を見ていきましょう。
まず初めにすることはコーヒー豆(粉)の計量からです。
何グラム計量するかというと、抽出したいお湯の総量とコーヒー豆(粉)の割合が100:8になるようにします。
抽出したいお湯の総量というところがポイントです。
なのでお湯の量が100グラムあれば、コーヒー豆が8グラムになるようにします。
お湯の量が200グラムならコーヒー豆は2倍の16グラムといった感じで100:8に合わせましょう。
計量したら次にすることとしては、ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、お湯をペーパーフィルター全体にかけながら注いでドリッパーを温めます。
温めたらドリッパーのお湯を捨てて、コーヒーの粉をセットしましょう!
いよいよここからお湯をコーヒーの粉に注いでいきます。
ここでポイントになるのがお湯は1回で全て注ぎきるのでなく、4回にわけて注いでいきます。
お湯の注ぐ量は1回目・2回目・3回目はお湯全体の20%の量を注いでいきます。
お湯が100グラムだったら1回目20グラム・2回目20グラム・3回目20グラムといった具合で注いできます。
最後4回目がお湯全体の40%(残り全て)を注いでいきます。
4回に分けて注ぐのには蒸らす時間(1回目の時は1分、2回目・3回目は30秒)を入れるためです。
1回目と4回目の時はお湯を注いだ後に攪拌する作業が入ります。(カップを揺らしてコーヒーの粉とお湯を混ぜる)
4回目のお湯を全て注いで、お湯が全て落ちたらコーヒーの完成です!!
この井崎英典さん流の淹れ方で淹れたコーヒーは、いつも飲んでいるコーヒーより断然美味しかったです!
やはり普段ただコーヒーの粉を入れて、お湯を注ぐよりも手間をかけてコーヒーを淹れたことでよりコーヒーの香りや味を楽しむことができました。
豆の挽き方・お湯の注ぎ方・抽出後のコーヒー粉の状態にもコツがあるので、もっと詳しく知りたい方は是非「理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書」を手に取ってみてはいかかでしょうか?
今回はホットコーヒーのハンドドリップの淹れ方を紹介しましたが、書籍にはアイスコーヒーの淹れ方についても紹介されています。
アイスコーヒーになるだけでお湯の注ぐ量が変わるということからも、コーヒーの奥深さを感じ取ることができますね。
書籍の後半にはグラスによってコーヒーの味わいがどう変わるかやコーヒーを極める方法まで紹介されています。
この書籍1冊があれば、コーヒーをプロレベルの趣味にまで極めることが可能だと僕は思います!
コーヒーを通して、生涯をかけて楽しむことのできる書籍です!
書籍から学んだこと
この書籍から学んだことは、主に2つです!
1つ目は、自分が本当に好きなコーヒーがわかったこと。
2つ目は、見た目ではわからないことの重要性です。
1つ目は、自分が本当に好きなコーヒーがどういうものかわかったことです。
自分がどんなコーヒーが好きか知るだけで、カフェで飲むコーヒーをもっと楽しめるようになりました!
何よりオーダーで失敗することが減り、コーヒー生活の満足度が想像以上に高まりました。
こんなにもカフェで飲むコーヒーの満足度が上がった理由は、コーヒーの産地が持つそれぞれのコーヒー豆の味の特徴を知っているか、知らないかということだけ。
この書籍で学んだコーヒーの知識を実践したことで、自分のお気に入りのカフェを5つ見つけることができました。
2つ目は、見た目ではわからないことの重要性です。
今から哲学するわけではないので、安心して続きを読んでください(笑)
見た目ではわからないこととコーヒーがどう関係するのというところですが、要するにコーヒーの背景が重要ということです。
そのコーヒー豆の生産処理方法・生産地・焙煎日・抽出方法といったようなお店で提供されるカップに入ったコーヒーからでは、わからない部分が重要だということです。
いつ焙煎されたか、浅煎り・中煎り・深煎りのどれなのかなど、コーヒーに関する知識を少し増えるだけでも楽しみ具合が変わってきます。
コーヒーは奥が深く、知れば知るほど楽しみ方も増えるし、自分の好みのコーヒーやカフェを見つけることができます。
目に見えないところまでこだわることで、コーヒーがあなたにとっての一流の趣味になるかもしれませんね!
僕の趣味を充実させてくれたこの書籍と井崎英典さんに感謝いたします。
機会があれば、井崎英典さんが淹れられたコーヒーを飲んでみたいという願望があります(笑)
書籍の情報
【書籍名】理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書
【著者名】井崎英典
【出版社】ナツメ社
【出版日】2020/1/22
【ページ数】224ぺージ
【目次】
プロローグ
第1章 好みの味を見つけよう
第2章 家庭で楽しむ世界チャンピオンの味
第3章 こだわりの店でオーダーするために
第4章 抽出方法で広がる味の世界
第5章 プロの味に近づこう
第6章 コーヒーを極めよう
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